カナダ中学・高校留学に関して

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カナダで高校を卒業したい!1年間だけ体験留学をしてみたい!そんな希望をもってカナダに来る生徒さんが毎年たくさんいらっしゃいます。

カナダの高校は世界基準で比べてみても基準が高く、カナダの高校を卒業することで日本の大学、カナダのカレッジ、大学、アメリカのカレッジや大学など色々な国の大学への進学が可能となります。

高校留学といってもすごく漠然としたイメージかもしれません。どの地域に住むのか、どの学校にいくのか、何をどしたらよいのかさっぱり分からないと日本からのお問い合わせが入ります。

まずは以下を参考にしてみてください。

STEP 1

国を選ぶ

STEP 2

カナダのどの場所での留学をするのかをきめる

STEP 3

留学するタイミングをきめる

STEP 4

留学したい高校をきめる

STEP 5

願書の作成と提出

STEP 6

学費の支払い

STEP 7

ビザの申請

STEP 8

渡航

このような流れになります。この中で一番時間をかけて決めていくのは、行きたい高校を決めることです。とくに卒業を目的としている生徒さんの場合、卒業まできちんと辿りつける高校を選ぶことが大事です。

では、ステップ1から4までを見てみることにします。

STEP 1

国を選ぶ

こんな高校留学聞いたことがありませんか?

  • せっかく留学したのに訛りのある英語を話すようになった
  • 高校に入学してみると、日本人の生徒がいっぱいいて、結局日本人とばかり一緒にいた
  • 費用がものすごく高かった
  • バスなどの交通手段がなく、どこにも行くことができなかった
  • アジア人が珍しいらしく、なかなか友達ができなかった
  • 先生の英語に訛りがあり、聞き取れなかった

 

このような心配のない留学ならぜひカナダをお勧めします。

カナダは犯罪も少なく、先進国の中でも治安のとても良い国です。留学費用も、アメリカやイギリスに比べると安価になります。また世界各国からの移民が多いため、外国人を心暖かく迎えてくれる人が多いのが特徴です。英語も訛りが少なく、世界の英語圏の中でも標準英語が使われていることで有名です。このため、カナダは高校留学の理想の国と言われています。

カナダの高校は州によって卒業規定が違います。どこの州にいくのか、先ずそれを考える必要があります。カナダは西から東に伸びた大変大きな国です。日本の約27倍の面積があります。それぞれの地域で天候も違うため、これから長期で滞在するため気候や環境というのも大きな要素になってきます。

カナダの中でも人気がある留学先がバンクーバーのある西側のBC州と、トロントのある東側のオンタリオ州になります。

STEP 2

カナダのどの場所で留学をするのかをきめる

BC州

BC州の一番大きな町、バンクーバーは日本から一番近い場所になります。世界で住みやすい街に何度も選ばれている自然豊かで大変綺麗な街です。気候は冬でも温暖で、さほど寒くなりません。山では雪が降りますが、平地で雪がふることは1年で数回になります。夏は平均気温が26度ほどになり、30度を越す日は少なく過ごしやすい気候です。

オンタリオ州

オンタリオ州の一番大きな街、またカナダで一番大きな町のトロントがあります。夏は35度を超え、冬はマイナス20度になることもあるなど気候のおきな変動が1年を通して見られる街です。

弊社がお勧めするのは、BC州への留学

バンクーバーを含むBC州にある公立高校は留学生の受け入れ態勢が整っており、ESLと呼ばれる英語の授業があります。これは英語が第2言語の生徒さんが英語を勉強できるクラスとして設けられています。

BC州には教育庁があり、その下にたくさんの教育委員会が存在します。各教育委員会によってESLのレベルの定めかたなどもバラバラです。またESLのクラスを受けて単位になる学校や、ならない学校などもあります。よってそれぞれの目標や能力に応じて教育委員会を決めていくというのは非常に重要なことになります。

BC州のどの地域に留学をするのか?

BC州といっても、大変広範囲にわたります。その中でどの地域に留学をするのが良いか?どうやって決めるのか?ということになります。

まず考えて頂きたいのが、

  • どういう環境が好きなのか?田舎?都会?それともその中間?
  • 何かやってみたいスポーツクラブや、文科系クラブがあるか?
  • 何か履修してみたい科目があるか?
  • カナダで卒業をするのか?それとも日本に戻るのか?

卒業をするのか、1年だけの留学なのかそれによっても選ぶ教育委員会は変わります。グレード10(高校1年生)から留学をして2年で卒業する生徒もいれば、4年かかる生徒さんもいます。もちろんそれぞれの勉強の頑張り具合や、英語力は大事ですが、学校のシステム上時間がかかるという教育委員会もあります。

Educanではクラブ活動や、環境、ご本人の希望、留学を始める学年、英語力などを全て踏まえた上で学校をご紹介していきます。

STEP 3

留学するタイミングを決める

一番多いケースは高校1年生もしくは高校2年生からの留学です。

グレード10(高校1年生)からの高校留学

高校1年生からの留学の場合、日本で高校1年生に8月まで在籍し、その後留学開始をする場合、もしくは中学を3月で卒業してから、日本の高校には席を入れず、カナダに留学する場合があります。グレード10から3年かけて卒業を目指す場合、しっかりとした英語力を見につけつつ、カナダの高校卒業を目指します。

グレード11(高校2年生)からの高校留学

日本の高校に1年在籍し、高校2年生の4月もしくは9月からの留学が可能となります。

BC州の高校では、日本の高校1年生の成績をトランスファークレジットとして単位の移行をすることができます。カナダのグレード10の必須科目には理科、数学、社会、英語、などがあり、英語以外の科目や体育、美術などの単位移行が可能です。グレード11からの留学の場合、グレード10の英語やプランニングというクラスは必須となりますが、それ以外はグレード11の理科、数学、社会などを履修していきます。最短で2年での卒業が可能となります

*小学生、中学生からの留学も可能です。詳しくはお問い合わせください。

STEP 4

留学したい高校をきめる

私立高校か、公立高校か?

カナダの場合、私立の高校はインターナショナルスクール、カソリック、プロテスタントというようなキリスト教系の学校になります。それ以外は私立の進学校になります。進学校の場合入学するに当って、英語がネイティブ並みである必要があるため留学生にとっては狭き門となります。

インターナショナルスクール

インターナショナルスクールは留学生が90%以上を占める学校となり、カナダ人の生徒が在籍していることは非常に稀です。一般的に中国、韓国、ベトナム、日本からの留学生が多くなります。インターナショナルスクールに行くメリットとしては寮での滞在が可能ということや、1年に3学期あるトライメスター制を使用していることが多いため、卒業までの期間が短いということがメリットです。

キリスト教系の学校

キリスト教の学校では、生徒もキリスト教の信者という場合が多く見られます。一般的にESLの授業を行っていない学校がほとんどですが、バンクーバーでも稀にESLの授業を行い、留学生の受け入れをしている学校があります。これらの学校では宗教の授業を受けることが必須となります。キリスト教系の学校に行くメリットは制服がある、留学生が少ないということがあります。

公立高校

公立高校では、ほとんどの学校にESLのコースが設けられており留学生の受け入れ態勢が整っています。

またカナダの公立高校は優秀な学校も多く、公立高校だから学校のレベルが低いのではと心配される方もいらっしゃいますが、心配はご無用です。

学校の規模もそれぞれですが、私立の学校よりも受講可能なコースの種類が多い場合があります。たとえば、ブランスバンドや、シェフのコース、メカニック、ビジネス、建設関係、アニメーションなどさまざなコースが準備されています。また公立高校に通う場合は、地元の高校生が大半になるためカナダらしい高校生活を送ることができます。またクラブ活動も充実しています。

カナダで一番人気のある留学は公立高校での留学になります。

BC州の高校のあれこれ

more about Canadian schools

BC州の高校の制度

カナダの高校では、高校1年生をグレード10、高校2年生をグレード11、そして高校3年生をグレード12といいます。各学年において、必須科目と選択科目があり、それらとESL(ELL)といわれる英語を第二ヶ国語とする生徒のための英語のクラスを受講します。

 

高校の制度

BC州にはセメスター制、リニア制、トライメスター制と制度の違う高校が存在します。

リニア制

リニア制とは、1年間を通して8科目を勉強する方法になります。日本の高校と同じ制度になります。この利点は1年間かけて勉強するため、ゆっくりと学ぶことが出来ます。カナダの高校において一番一般的な制度になります。

セメスター制
この制度は、1年間が2学期に別れ、1学期目が9月から1月、2学期目は2月から6月になります。それぞれの学期に4科目の履修をし、1年をとおして8科目の履修が可能となります。セメスター制の一番の利点は1学期で落とした科目も、2学期目に再履修できるということです。カナダの高校で特にEnglish10,11,12という科目は卒業必須となります。セメスター制であれば前期でEnglish10を落としても、後期でとってしまえば翌年まで待つ必要がないという利点があります。
トライメスター制

トライメスター制は私立の高校に良くみられる制度になります。1年間が3学期に別れ、1学期が9月から12月、2学期が1月から4月、3学期が5月から8月始めまでとなります。それぞれの学期で4科目履修をし、1年間で12科目の履修をします。この制度の場合リニア制や、セメスター制と比べて卒業までの時間が短縮されます。

トライメスター制は私立のインターナショナルスクールによく見られる制度です。

履修できていない単位と余分に取る方法として、オンラインコースや、ナイトコースを受講させてくれる学校もあります。その生徒さんの学力と、遅れずに卒業するためのサポートとしてこれらのコースを活用していきます。

カナダの高校生活の流れ

9月、2月からの留学の場合、高校が始まる前に教育委員会のオリエンテーションへ参加します。オリエンテーションでは英語のテストや、履修登録、色々な注意点の説明そしてアクティビティなどが行われています。オリエンテーションが終わったあとはいよいよ初登校になります。

高校初日

日本のような始業式というものはカナダにはありません。一般的にホームルームのクラスにいき、そこで今年の履修科目が書かれた用紙をもらい、その後解散になります。授業が本格的にはじまるのは翌日からです。

高校最初の1週間

カナダの高校では履修登録の内容を変更することができます。まず1週間ほど決められた授業をうけてみて、変更を希望する場合は学校のカウンセラーの先生に希望の申し立てをする必要があります。学校のカウンセラーにどのように話しをして良いかわからないという場合は、弊社へご相談ください。

最初の1週間が過ぎたころには、履修科目も決まり、学校の中のことも少しは分かるようになっていると思います。これからが勉強の頑張りどころです。

クラブ活動

カナダの高校でのクラブ活動はシーズナルスポーツと呼ばれ、9月末から12月、1月から3月、4月から6月とそれぞれ行うスポーツが変わります。日本のように1つのスポーツを1年かけて行うという高校のクラブ活動はほぼありません。たとえば野球だけをやりたいという場合、地域のスポーツチームにはいるのが一般的です。

学校のクラブはそれぞれの学校で若干異なります。サッカー、バスケットボール、バレーボール、陸上、水泳、ラグビー、フットボール、ダンス、スキー、スノーボード、アイスホッケーなど色々なスポーツがあります。珍しいものでは水球や、乗馬、カーリングなどもあります。

学校でスポーツをするチャンスはクラブ活動だけではありません。教育委員会ではスポーツアカデミーを行っている学校があり、ベースボールアカデミー、サッカーアカデミー、バスケットボールアカデミーなど授業のなかでスポーツをして単位と取るというプログラムがあります。

ここに記載している内容はカナダ高校留学の基礎知識になります。留学開始後はもっと分からない問題や、困ったことなどが出てきます。そんなときにEducanではしっかりと生徒さんのサポートができるように生徒さんとは密に連絡を取りつつサポートを行っていきます。